弟の成年後見人になるって話の、その先というか根っこにある相続の話。
成年後見人の方は誓約書出してね、んじゃぁ誓いますわ、とサインして判子でポンして出したんで、手続き上はひと段落した、はず。なんですよ。
ん?なんでそんなに、自信無いの??と言われますと、遺産相続関係の手続きが私が弟の成年後見人になったから進めれる、と思ってたら書類ラリーがちまちま続いておりましてね。
ボロ家の相続に感して、私と弟は放棄、元々実家に住んでた母が全て相続で進めていいんだろうなぁと思ってたら、司法書士の先生からこうするしか無いと言われたのが下記の内容。
・遺産に関して、私と弟は元々利害関係が発生している。
・我々兄弟は元々、実家の1/4程度を遺産するのがそもそも妥当。
・成年後見人たる私は弟の利益を最大にしなくてはいけない。
・弟の利益を最大にすると、結果的に兄である私が損することになるので、利益相反してしまう。
こうなると利益相反関係を解消する必要があるので、遺産相続に関しては私の成年後見人の権限は失効。母から弟に1/4程度支払う(具体的な額はここでは割愛)、弟の代わりのサインは司法書士の先生に入ってもらう、と。
へーへーなるへそ。それは知らんかったがね。
法律の上では当たり前のことなんだろうけど、欲のないもの同士、負担、手間を減らしたかったなぁ、ってささやかな想いは果たせずでした。
母方の祖父母が2回破産申請しているという割とアレな親戚に頭を悩ませたこともあり、私、父母ともに借金を毛嫌いしてる、金への執着心は無い、と揉める関係性では無い事だけがせめてもの救い。
うむ、それに比べたら私のケースは愚痴などマイナスな感情は無いのだ。知っている人は知っているんだろうけど、後続の参考になればと、パチパチ旅先でスマホを、さわさわソフトタッチしているのだ。
これ、面の皮が分厚く、人のふんどしで横綱目指しまーす!!って割と地獄な親族しか居なかったらえらい事になっちゃうんだろうなぁと。。。
と、他人事のように書いて締めようかと思ったけど、これ、母が亡くなった時も法律が変わらない限りは同じ話なわけで。資産価値は下がれど、今度は私が弟に1/2の金額を支払うのが筋となるわけで。
その時に文句を言わずにささっと払えるような貯金と健康面の蓄えが出来てたら、良いなぁ。
なーんて、かっこいい爺様になりてぇなぁとぼんやり思うものの。今の自分が10代の頃の自分が憧れていた、日経新聞を読んでコーヒーをキメるカッコいいおじさまに慣れていないのを察するに、ダンディな爺様には多分なれないよなー、と。
なれても、多少、アフォな事を言うても、まーたあのじいさんバカな事言ってるよーで済ませてもらえる可愛げじいちゃんが良いところだなー、と言う見立て。これでも贔屓目に、自分を見ておりますかね?
弟の成年後見人になったら、可愛げのある爺様になりてーなー!と思った話でした。結果的に。じゃあまた。